開会のご挨拶
会員の皆々さま、お健やかにお過ごしの事とお喜び申し上げます。
この夏は、九州地方で大水害が発生しておりますが、関東地方では記録的な猛暑が続いております。
こあじろの森では、盛夏夜にアカテガ二の放仔が行なわれていることでしよう。
残念ながら、夜間の立ち入りは禁止されておりアカテガニの放仔を見ることはできません。腹に卵を抱えたアカテガ二が満潮の干潟へ降りてきて、体をゆすって海中へ放仔する姿は感動的なものです。ゾエアと呼ばれるカニの幼生はすぐ泳ぎだします。放仔が終わり静かになった頃、南の水平線近くサソリ座の赤い星アンタレスが望めます。
会員の皆々さま、スタッフの皆さま。今年もご支援ご協力によりまして、第10回の総会を無事に迎えることができました。ありがとうございました。どうぞ本年も、こあじろの森くらぶの行動や活動へ参加して、くらぶ活動をご一緒にたのしまれることをお勧めします。
祖父川精治(代読 松原あかね)
総会概要
令和7年8月24(日)南下浦コミュニティセンター「チェルSeaみうら」にて、13時30分よりこあじろの森くらぶ第10回の総会が開催されました。今年の会場装飾は寄せ書き入り、AIには真似できないところが自慢です。
議長に加藤利彦氏を選出し、出席者14名に、委任状37通を加えて、総会の資格確認がされ、議事に入りました。議長の熟練の進行により、第1号から第5号まで全ての議案が全員一致で承認されました。
お忙しい中、また猛暑のさ中、会場までお運びくださった皆さまに深く御礼申し上げます。また、委任状の提出および切手の貼付にご協力くださった皆さまに深く御礼申し上げます。
橋みちよ
第10回こあじろの森くらぶ総会議事
第1号議案 2024年度活動報告
<活動詳細 略>
主な活動
会報発行5回
2024/07/28通信42号発行 9/28第43号発行 11/24第44号発行
2025/03/30第45号発行 06/08 第46号発行
交流会5回
2024/10/12第44回 12/07第45回
2025/02.02第46回 04/29第47回 06/01第48回
小網代の歴史を訪ねてみようシリーズⅣ編集会議6回
2024/08/03 08/17 10/24 10/31 11/08 11/16
第2号議案 2024年度決算
第3号議案 2025年度活動計画
会則「小網代の森を楽しむことを通じて、会員の交流をはかる」にそって活動する。
●交流会 5から6回
●通信発行 4から5回
●会員に提案して、小網代の森以外での活動を行う(遠足) 随時
●スタッフ研修(海岸歩き、変形菌探し等) 随時
これからの予定(案)
2025年10月 光の丘水辺公園草むしりイベント
2025年10月 第49回交流会(秋の植物)
2025年11月 遠足 長柄桜山古墳群と六代御前の墓めぐり
2025年12月 第50回交流会(終了後希望者は縁の会)
2026年 2月 第51回交流会(鳥いっぱいの谷と海2026!)
2026年3~4月 遠足(ニリンソウ 光の丘水辺公園)
2026年4月29日 第52回交流会(春の植物)
2026年5~6月 第53回交流会(ホタル)
2026年6月下旬 第54回交流会(ハンゲショウ、ヤマユリ)
2026年7~8月(2026年度活動) 遠足 アカテガニ放仔観察
※会員の皆様からのご意見を参考に今年度も企画していきます。
第4号議案 2025年度予算
第5号議案 2025年度運営体制案 ※ 代表をおかず、スタッフ会議の多数決により運営する。
スタッフ:菅野哲生 木皿直規 倉内ちひろ 鈴木カヲル 祖父川精治 高橋伸和 中井由実 仲澤イネ子 浪本晴美 橋美千代 別府史朗 松原あかね 三本保子 宮本美織
山本述子(五十音順)
会計監査:竹内晶子
第6号議案 その他
動議はありませんでした
閉会のご挨拶
本日は、熱中症警戒アラートが発出されているにもかかわらず、第10回こあじろの森くらぶ総会にご出席いただきありがとうございます。
森は雨が降らなくてもその生命力は大丈夫です。天気予報では過去にない状況を毎日発表してます。人間はすぐに参ってしまいますが、多様性を持つこあじろの森の各種生きものたちは、さまざま工夫して何億年も生き延びてきました。人間は、もっと謙虚になって、他の生きものをみならわなくてはいけないのではありませんか、森の仲間たちはそのことをよくわかっていますね。来年の総会も無事に開催できますことを、確信しております。
ただひとつの心配事は、現在火星と木星の間を太陽方面へ向かっている系外彗星がハップルにより撮影されました。先日日本で大火球の写真が報道されたことに気が付いた方もいらっしゃるかもしれませんが、それぞれ同じ秒速21キロと報道されていました。流星群のさきがけでないとよいのですが、地球滅亡のまえぶれかも、でも世界中の紛争に神様が怒ったのかもしれません。
皆さん謙虚に来年の再開を待ち望んで、本日の挨拶とさせていただきます。
Good luck!!
高橋伸和

総会の後は簡単にお茶会を。スタッフ持ち寄りのお菓子と麦茶が配られて、思い思いにおしゃべりを楽しみます。正面のスクリーンには、こあじろの森くらぶ10年の歩みをまとめたプレゼンテーションが自動でくるくると動いています。画面を見る人、画面の説明を始めちゃう人、おしゃべりの合間にチラ見する予定のスクリーンが思いの外の大好評です。

会場脇にはデジタル顕微鏡と標本の展示、変形菌です。こちらの画面は美しい画像の数々、まるで宝石を見るよう!見始めると止まらない、まさに釘付け状態。標本を見ると、小さくて、なんとも地味な佇まいですが、拡大して表示されるカラフルな画面の、何と美しいこと!摩訶不思議な自然の造形に魅せられます。周りに数人集まれば、一人、二人は先生役が現れるのがこあじろの森くらぶ、肩の凝らない勉強会みたいですね。
たった10年の間の思い出ですが、若かった自分の姿にため息をついたり、鬼籍に入られたお仲間の姿に涙がにじんだり。せわしなかったけれど、みんなで創って、気づけばこあじろの森くらぶの財産になっていたホタルの紙芝居。海岸歩き「たのしかったなぁ~」。きつかったけれど達成感も大きかった遺跡めぐり、座学も楽しく小網代の歴史を学びました。
イベント毎の出来事や感動が思い起こされて、折々に撮影された写真にこあじろの森くらぶの10年が凝縮されているようでした。
懐かしい写真の数々を撮影してくださった、浪本さま、木皿さま、別府さま、辻さま、石塚さま、加藤さま、他の皆さま有難うございます。

この10年間、そしてその前の25年間、手を取り合って一緒に森を愛してくださった皆さま、ありがとうございます。深く深く、心から感謝申し上げます。
そして、今年度も皆さまと森のお仲間として、手を携えて歩いて行きたいと思うのです。
橋みちよ
総会写真:浪本晴美
祖父川精治
NHKの テレビ英語講座を見ていたら、「トイレは何処ですか?」というのに、❝where is the Bathroom?❞ と言い換えるとよろしいとあった。確かに、外国のバスルームには洗面台、浴槽、便器がある。高級ホテルのフロント裏にはトイレがあり、チップの必要なドアーボーイが待機して補助サービスをしてくれる。
山歩きでは、トイレへ行くことを間接的に「キジウチ」と呼んでいる。地上を走る雉を狙うには腰を低くする。ある山小屋のトイレ、沢沿いの離れた処にある。親父は使い慣れているが、屈強な山男でも深夜トイレへ行くのは怖いなと思い勇気がいる。ヘッドライトか懐中電灯を首から下げる。そうしないと両手が使えない。
多くの登山者で人気の東京都の最高峰、雲取山2016メートル。頂上に水洗のトイレが完成した。周辺には都民の水瓶である奥多摩湖がある。
当時は、我が国の最高所にある水洗トイレといわれ大きな話題となったものである。
丹沢大山頂上にも、水洗トイレが完成した。トイレキーパーの人と話したことがある。週1回の清掃の予定が汚れがひどいので週2回にしているという。冬季は凍結のため施錠するという。
スイスやフランスアルプスへ登山して感心するのは、3500メートル級の氷河の中、水洗トイレが気持ちよく利用できることである。ただ男性専用のアサガオの位置が若干高いのでつま先立ちをする。
南アジアのインド、ネパール、パキスタンの山旅で、トイレへ向かう村人たちを見ている。水の入った空き缶や水壺を持ち、事後お尻へ水をソロソロとかける。ペーパーレスの、ウォッシャブルトイレである。
ヒマラヤ登山では、余分な費用を払いトイレット・テントを用意する。 中国最大の広場である北京天安門広場。数十万の人々が結集する。関係者から、雨水の排水溝の蓋を開けると長大な簡易トイレになると聞いたことがある。
赤道直下のシンガポールの公衆トイレ。事後水の流し忘れ、汚損したりすると罰金を課すという。誰が何処で監視しているのだろうか。
気持ちよく使用したいものである。
8月9日、スタッフ会議終了後、三戸のエビカ浜へでかけた。目的はアカテガニの放仔を観察すること。以前からここでアカテガニの姿を見ていたので、きっと放仔が見られるだろうと出かけてみた。昨年、一昨年の毘沙門海岸ほど多くは見られなかったが、間近に放仔を観察することができた。
記:宮本美織
●●●スタッフの活動
2025.08.09(土) スタッフ会議(於 ニナイテ) アカテガニの観察スポット探し
2025.08.16(土) スタッフ会議(リモート)
2025.08.20(水) スタッフ会議(リモート)
2025.08.24(日) スタッフ会議(於 チェルSeaみうら) 第10回こあじろの森くらぶ総会(於:チェルSeaみうら)&お茶会
2025.09.14(日) スタッフ会議(リモート)
2025.09.18(木) スタッフ会議(リモート)
●●●ご寄付ありがとうございました
石川登美子 倉内大輝 倉内ちひろ 鈴木慶子 高間玲江 浪本晴美 橋みちよ 松林信子 盛野雅子 (五十音順) 以上の皆さまにご寄付をいただきました。有難く大切に使わせていただきます。
●●●スタッフ研修 変形菌探し2025@水辺公園
日時:2025年9月28日(日)
集合:10:00 光の丘水辺公園管理事務所前
持ち物:長靴、虫眼鏡、お弁当、飲み物
参加申込・お問合せ:ホームページトップの「お問合せ」からメールをお送りください(メールの件名に「変形菌」とお書きください。天候などにより中止する場合はこちらから連絡をさしあげます)
●●●第49回交流会 「秋の植物ビンゴ」
ミゾソバ、シロバナサクラタデ、ゲンノショウコ、ヌスビトハギなどなど秋のかわいらしい植物たちが花盛りを迎えています。ビンゴのシートを手にこあじろの秋を探して歩きましょう。
月日:2025年10月13日(月・祝) 荒天中止
集合:10:00三崎口駅前集合 バス(10:08東岡行、引橋下車)
持ち物:お弁当、飲み物、雨具 解散:14:00頃
参加資格:会員とご家族、ご友人 *保険はありませんので、ご参加は自己責任でお願いします
*スズメバチの活動も活発な時期です、黒い服、香水などはお控えください
●●●遠足 長柄桜山古墳群
逗子市と葉山町を跨ぐ、県内最大級の前方後円墳2基を訪ねましょう。平家最後の嫡流六代御前のお墓にも寄ります。
月日:2025年11月16日(日) 雨天中止
集合:10:00京急逗子葉山駅南口改札前
持ち物:昼食、飲み物、敷物、雨具
参加資格:会員とそのご家族、ご友人
*保険はありませんので、ご参加は自己責任でお願いします
●●●第50回交流会 「三浦半島横断ロングコースと初の蘭の谷訪問」
相模湾側から小網代の森をさかのぼり、引橋から東京湾に下るロングコースに今回も挑戦しませんか?初冬の三浦半島の自然や景色を楽しみましょう。 午後から、知る人ぞ知るオーキッドバレーミウラという蘭の栽培園を訪れます。プロの方に案内していただけますので、蘭の栽培や蘭の花の大好きな方はお楽しみに。お気にめした鉢は購入することも可能です。皆様、お誘い合わせてご参加下さい。
月 日:2025年12月7日(日) 荒天中止
朝からコース
集 合:9時40分 三崎口駅前(9:55 屋志倉行きバスに乗ります)
行 程:三崎口駅→ バス →小網代下車→ 小網代漁港 → 小網代の森→ベイシア昼食(トイレ休憩)→14:00引橋バス停にて午後からコースと合流
午後からコース
集 合:14:00 引橋バス停(小網代の森入口交差点)
朝からコースと合流 徒歩→オーキッドバレーミウラ訪問見学→高抜バス停解散
参加資格:会員とそのご家族、ご友人
●●●縁の会
第50回交流会の後ご希望の方は、恒例の縁の会へ。縁の会のみご参加の方は17:00現地集合。(三浦海岸駅から剱崎行または三崎港行のバスがあります。琴音バス停下車。徒歩でも15分ほどです)
日 時:2025年12月7日(日)17:00~19:00
会 場:伊豆島 三浦海岸店(三浦海岸駅から徒歩15分 日本料理) TEL:046-889-4100
会 費:5,500円(税込)
飲み物は別途各自負担
予 約:参加ご希望の方は11月末までにスタッフ、または下記にメールまたは電話でお申込みください。

縁の会担当 電 話 046-889-0067(仲澤)
・縁の会のみのご参加も歓迎です。
・ご参加はこあじろの森くらぶ会員とそのご家族、ご友人に限ります
●●●三浦の海岸歩き、再び! 第1回「雨崎」
4月に無事目標まで到達して終了した海岸歩きですが、もう一度三浦の美しい海岸線を歩きたいとの声が多かったため企画しました。今回は三浦半島活断層調査会メンバーの塩井宏幸氏と共に、ダイナミックな地層や遺跡に恵まれた雨崎を歩きます。 海辺の岩場歩きはハードです。しっかりとした足回りで、ステッキなどの助けを借りてゆっくり安全に歩きましょう。これからの予定は随時通信でお知らせしていきます。
実施日:2026年1月17日(土) 雨天の場合は18日(日)
集合:9:50三浦海岸駅前ベンチ (10:05発 剣崎行バスに乗車 15:00解散予定)
持ち物:飲み物 昼食 雨具 防寒着
参加資格:会員とご家族、ご友人
*保険はありませんので、ご参加は自己責任でお願いします *資料代(実費)をいただく場合があります

メールに参加者全員の氏名、年齢、代表者電話番号を明記して、2026年1月10日までにお申込みください (メールの件名に「変形菌」とお書きください。天候などにより中止する場合はこちらから連絡をさしあげます)
●●●第51回交流会「鳥いっぱいの谷と森2026」
開 催 日 :2026年2月1日(日) 荒天延期2月8日(日)
★早朝谷あるきコース 集合: 8:00 水道広場 10:40にのんびり漁港コースに合流
★のんびり漁港コース 集合:9:40 三崎口駅(屋志倉行バス9:55に乗車 小網代下車、バス代は各自ご負担ください。)
または 10:40 小網代漁港(桟橋近く・ペルルカフェ前)
散会:14:30頃 水道広場
講師:別府史朗氏
持 ち 物:お弁当、飲み物(あれば双眼鏡、図鑑など)
参加資格:「こあじろの森くらぶ」会員とそのご家族、ご友人
* 保険はありませんので、ご参加は自己責任でお願いします。
* 寒さの厳しい季節です、防寒対策を十分にお仕度ください。

*水辺公園で自然散歩と草むしり:10月25日(土) 10~12時 管理事務所前10時集合
水辺公園を一緒に散策し、秋の自然に触れます。その後1時間ほど保全区域にはびこったオオバコを根っこから引き抜く作業を行います。なお、時間のある方はお弁当を食べて、14時頃まで公園を楽しみます。
*自然観察会(公開):毎月 第1土曜日9:30~ 公園の植物や昆虫など、リーダーを中心にその日その時に応じて身近な自然をめぐります。聖なる池、最奥の池もめぐります。
申込不要、事務棟前に集合ください。
*早朝探鳥会(公開):毎月 第4土曜日7:00~
鳥に詳しいリーダーのもと、公園にいる鳥との出会いと身近な自然を楽しみましょう。聖なる池、最奥の池もめぐります。
申込不要、事務棟前に集合ください。