第121号 |
小網代 森と干潟つうしん バックナンバー |
小網代の森と干潟を守る会の第1回目(小網代の森を守る会から通算107回目)の定例観察会が12月3日(日)に予定されましたが、生憎の大雨で特に新しい会員の方の参加もありませんでしたので自然観察&クリーンは取りやめとしました。
そこで、これまでも当日雨の場合、大概何人か三崎口駅に来てしまう方がいるので、その都度、参加者で相談のうえ、予定を変更して何らかのことをしてきました。
今回もスタッフが4人集まりましたので、相談の結果、もしかしたら雨が止むかもしれないと、直ぐには森や干潟に入らず、三浦市内の陶芸体験(Mさんの紹介)で様子をみようということになりました。
Mさん以外、陶芸は初めてでしたので、まったくの初歩から指導いただき午後3時頃まで無我夢中で茶碗や皿、置物として来年の干支である龍(実は小網代の森は上から見ると龍の形をしている)作りの体験をしました。
その後、ふと窓を開けてみると、すっかり雨があがっていたので取り急ぎ、引橋から小網代の森の周囲コース(市道に沿って)を干潟まで歩いてみました。
 内心は、赤や黄色の紅葉に期待をして行ったのですが、今秋は9〜10月の台風などの影響で葉が揉まれ、落ち始めており、ここ数日の急激な寒さで、ほんの薄ら色づいてはいたものの全然ダメでした。それでも途中、ワレモコウに出会えたし、干潟では、マガモが20数羽戯れ、オオタカが樹上にとまり、おおきなミサゴが頭上をサワサワと飛んで行ったりして、雨が降ったおかげで、陶芸という貴重な体験もでき、思いもかけない楽しい一日を過ごしました。
春の原発事故以来、瑣末なことにも、つい不安を感じることが増えませんか? 安全か、そうでないかを決めるためには、私たちが、自分自身で考えて、主体的に行動していくことが大事ですね。他人まかせではいけない、ということがよくわかりました。そのために必要なのは、科学的、客観的な情報と事実ですね。土壌学の権威、筑波大学の田村憲司教授をお迎えして、放射性物質と土について、しっかり教えていただきましょう。家庭菜園を続けるべきか、悩んでいる方、どこの野菜を買ったらよいか、悩んでいる方など、どんな方でも、大歓迎です。
小網代の森と干潟を守る会の会員とその同伴者のみ参加できます。 | ||
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日時 | : | 平成24年1月21日(土) 14時(13:30〜受付開始) |
場所 | : | 三浦市南下浦市民センター 講堂 |
: | 会員の方には紙版「小網代 森と干潟つうしん 第121号」でお知らせしました。 Webご利用会員は、会員専用ページにログイン後広報担当へメールでもお申込みいただけます。 ハガキ・FAX・メールとも、 1.会員氏名 2.住所 3.連絡先 4.人数 を明記してお申込み下さい。 | |
資料代 | : | 200円 |
持ち物 | : | 筆記用具 |
第一詩集「小網代 森・人・海の未来」を出してから10年。それは21世紀になって最初の10年であり、保全にいたるまでの10年でした。この間に出会った小網代の時々の様子を詩に切り取ってきました。息を呑むほど美しい小網代、総毛立つような残酷な小網代、心ほぐされる優しい小網代、、、もっともっと一緒に歩きたい森と干潟を、小網代つうしんでおなじみの絵描き達がそれぞれに筆をふるって挿絵を描いてくれました。つうしんではお見せできない彩色画を描いて、そこから生まれた詩も載せました。作者が小網代と巡り合ったきっかけをつづったエッセイを巻末に収録しています。今だから話せるこぼれ話を合わせてお楽しみください。
詩集 「小網代の森を訪ねて」 著者 詩:中井由実 挿絵:鈴木清市 高橋伸和 浪本晴美 橋ちひろ |
定価 700円(送料は別途160円) |
横浜市保土ヶ谷区と旭区に隣接する丘陵地帯へ、市内15番目となる総合公園「横浜市たちばなの丘公園」が平成23年10月5日に開園した。
一部を先行開園したもので、予定地域全てがオープンすると12.4haの広さである。JR横浜駅から僅か10キロの地点で、近くには県立保土ヶ谷公園もある。園内には男子と女子とバリヤフリートイレが設けられた。
横浜市の中心地から至近距離に、なぜこのような自然公園ができたのかというと、ここはかって大規模な火薬工場の跡地であったという。大正8年、浅野財閥系の日本カーリット株式会社の火薬工場として開設されたものである。
万一に備え緩衝林として広範囲に山林を買収したもので、今でも清流の谷戸や雑木林が残り貴重な自然公園となっている。土塁や頑丈なレンガ造りの工場跡地の遺構が残る。火薬工場は群馬県下へ移転したという。
遊歩道や木柵、また丘陵の底辺部には直径100メートル級規模の雨水を貯めるビオトープ池が用意されている。今後どのような生き物が育って行くのかじつに楽しみである。
この自然公園内の市沢、仏向の谷戸は貴重な都会のホタルの生息地である。近隣の人たちは、守る会を立ち上げ昔から大事に育て見守ってきた。わが家からも近いので、この夏6月には10回も出掛けている。目算で300匹以上も出現した夜もあった。
ところが、今年の最盛期に神奈川新聞が横浜市内最大級のホタル生息地であると写真付で紹介した。また市営地下鉄駅のポスターへも掲示された。それからというもの多数の市民、保育幼稚園児や小中学校生さらにホームのお年寄りまで車椅子で見物に来るような盛況である。
ライトを向けるホタルを捕らえる等見物のマナーも悪くなり、梅雨時なのに傘を忘れびしょ濡れという人たちも続出した。多少の雨でもホタルは出ていた。
小網代の森での経験から言えば、人とホタルの共存を願って、ホタルパトロールのボランテアの立ち上げはどうなのだろうか。大いに期待したい。さしずめ、ホタパトか。楽しくなりそうである。
9/4 | スタッフ会議 |
9/17 | つうしん NO.120印刷発送 横須賀市民活動サポートセンター |
9/18 | 新ホームページOPEN |
10/8 | スタッフ会議 |
10/15 | NPO応援 ココボラ(悪天候により10/16に延期) |
10/16 | NPO応援 ボランティアウオーク、定例管理作業 |
10/16 | NPO応援 ココボラ |
10/18 | NPO応援 上飯田小学校小網代体験学習 |
10/18 | NPO応援 みどりの実践団体交流会 |
10/29 | 横須賀博物館フォーラム「三浦半島の干潟におけるケフサイソガニの分布について」参加 |
11/12 | 日本ナショナルトラスト協会臨時総会(山本)◇議事録署名人の依頼を請ける |
11/12 | スタッフ会議 |
11/13 | 三浦みどりの市民会議(伸)◇三浦市の緑化予算請求50%減とのこと |
11/20 | NPO応援 ボランティアウオーク(鈴木清)◇参加者無しのためNPOの作業協力(川の生物調査、別荘裏の道の整備・通れる程度に刈り払い済み) |
11/23 | 日吉キャンパス「気候変動・自然災害適応型都市とは」 |
12/2 | 詩集納品 (伸) |
12/3 | 第107回自然観察&クリーン 雨天のため中止(小倉、鈴木清、宮本、浪本) |
12/3 | キララ賞贈呈式(伸) 過去の受賞者として現状説明と夏の観察ガイドを作成したこと、森の保全が完了したことを報告 |
12/3 | スタッフ会議 |
小網代 森と干潟つうしん NO.121 森も海も干潟も 奇跡の集水域生態系を未来の子どもたちへ |